- 割増賃金とは
- 時間外労働・深夜労働とは
- 【例1】5時間の勤務予定だったが、残業により6時間勤務した
- 【例2】休憩を除いた実働時間が9時間になった
- 【例3】18:00〜23:00まで5時間勤務した
- 【例4】11:00〜23:00(休憩1時間)まで11時間勤務した
- 割増賃金の計算方法
- 計算例
割増賃金とは
割増賃金とは、労働者が法律で定められた労働時間を超えて働いた場合や、休日・深夜に労働した場合に支払われる通常の賃金よりも高い賃金のことを指します。
ジョブメドレースポットを介した勤務において、該当する可能性のある割増賃金は以下の通りです。
- 法定時間外割増手当
- 深夜割増手当
時間外労働・深夜労働とは
ジョブメドレースポットを介した勤務において該当する項目についてご案内いたします。
- 時間外労働とは、法定労働時間として定められている1日8時間を超えた分の就労時間を指します。
- 深夜労働とは、22:00〜翌05:00の就労時間を指します。
上記に該当した場合、該当した時間分の時給が25%割増されます。
【例1】5時間の勤務予定だったが、残業により6時間勤務した
適用される割増賃金 | 詳細 |
なし | ー |
【例2】休憩を除いた実働時間が9時間になった
適用される割増賃金 | 詳細 |
法定時間外割増手当 |
8時間を超えた1時間の就労に対して25%の割増 |
【例3】18:00〜23:00まで5時間勤務した
適用される割増賃金 | 詳細 |
深夜割増手当 |
22:00〜23:00の1時間の就労に対して25%の割増 |
【例4】11:00〜23:00(休憩1時間)まで11時間勤務した
適用される割増賃金 | 詳細 |
時間外(時間外手当・残業手当) |
8時間を超えた3時間の就労に対して25%の割増 |
深夜(深夜手当) |
22:00〜23:00の1時間の就労に対して25%の割増 |
割増賃金の計算方法
割増賃金が発生した場合には、以下の通りに自動計算を行います。
なお、支給額の計算で発生する小数点以下の数値は、都度切り上げをしています。
【1】割増賃金の基礎金額を算出
- 時給 + (交通費÷所定労働時間)
<補足>
所定労働時間とは、「雇用主と労働者の間で取り決めた就労時間」であり、
労働条件通知書に記載する勤務時間のことを指します。休憩時間は含まれません。
【2】割増賃金を算出
- 法定時間外割増手当
割増賃金の算定基礎金額 × 法定労働時間外の就労時間 × 125%
- 深夜割増手当
割増賃金の算定基礎金額 × 深夜時間帯の就労時間 × 25%
【3】基本給 + 割増賃金 を合算
計算例
以下の条件で勤務した際の、報酬計算の内訳及び報酬額は表の通りです。
- 時給:1,250円
- 交通費:500円
- 所定労働時間:11:00〜20:00
- 休憩時間:14:00〜15:00(1時間)
- 残業時間:20:00〜23:00
項目 | 金額 | 備考 |
時給 | 1,250円 | 求人掲載時に設定 |
①交通費 | 500円 | 求人掲載時に設定 |
②基本給 |
10,000円 | 時給 × 8時間 |
③割増賃金の算定基礎金額 | 1,313円 | 1,250円+(500円÷8時間) |
④法定時間外割増手当 | 4,922円 | 1,313円×3時間×125% |
⑤深夜割増手当 |
329円 | 1,313円×1時間×25% |
報酬 | 15,751円 |
①〜⑤の合算 |
源泉徴収額 | 221円 |
課税対象額が9,300円以上の場合に対象 |
総支給額 |
15,530円 |
15,751円ー221円 |